読書感想〔第550歩〕


最近は本をもっぱらブックオフで買い求めています。
新刊本や話題の本はありませんが。


***最近読んだ本***


張良」(葉治英哉
張良は漢の高祖、劉邦の名参謀である。
この本では張良の人物像が、実にいきいきと描写されている。
ミントは張良が好きで人物伝でも書いたのだが、かなり勉強不足。
この本を読んでからにすればよかったと思った。

聊斎志異考」(陳舜臣
清代の作家、蒲松齢(1640-1715)が書いた「聊斎志異」の抜粋版だ。
聊斎志異」とは、幽霊、狐狸、仙人などが登場する怪異小説で
日本の多くの作家に影響を与えたらしい。
退屈せずに読めた。


珈琲店タレーランの事件簿3」(岡崎琢磨)
連作短編ではなく長編構成である点が事件簿1・2と異なる。
あいかわらず殺人場面が出てこないミステリーだが面白い。
コーヒーの淹れ方を競う大会で起こった事件に
我らが名探偵、美星バリスタの名推理が光る。
こういう作品も好きである。 


忍びの国」(和田竜)
のぼうの城」「村上海賊の娘」など、今最も注目を浴びている作家だ。
織田信長の次男、織田信雄と伊賀侍との壮絶な血戦「天正伊賀の乱」を描く。
この作家、初めて読んだのだが、まず文体が若々しくユーモアがある。
読みやすく、そして戦闘シーンは迫力満点である。
「小太郎の左腕」という作品もあるらしい。
考えたら4作品とも「○○の○○」というタイトルですね。




おかげ様でこの1月に、アスセス件数が10万件を超えました。
(総アクセス件数は17万件を超えています)
拙いブログですが、お読みいただき有難うございます。



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