*鬼平犯科帳[第72歩・雨]

台風9号は福岡をそれました。
昨日から雨が降っています。


今回は時代小説について一言。


歴史小説・時代小説が好きでよく読んでいる。
司馬遼太郎から始まって
今は火坂雅志縄田一男宮本昌孝を読んでいるし
中国ものでは陳舜臣井上祐美子田中芳樹宮城谷昌光を読む。


歴史小説の中で物語性が強いものを時代小説だとすると
池波正太郎が良い。
真田太平記の他
仕掛人梅安、鬼平犯科帳剣客商売の3大シリーズを読んだ。
特に3大シリーズは時代背景がほとんど同じであり
作者の江戸ワールドが完全に出来上がっている。
読者はその中で主人公と一緒に行動している錯覚に陥る。


この中では
やはり鬼平犯科帳が良い。
大人の娯楽小説とはこの本をいうのだろう。


鬼平の人物像が良いし、周りの脇役も個性的である。
筋書きはパターンが決まっているのだが
読んでいて飽きさせない。
そして
しばしば出てくる食事の場面などいかにもうまそうである。



江戸時代に戻ったつもりで
うまい蕎麦(そば)を食べ
鬼平犯科帳を読みながら
ゆっくり酒を飲む。
いいですねえ。


博多には蕎麦で飲む習慣がない。
大阪で働いていた時、江坂にうまい蕎麦店があって
年に2、3回そんな事をしていた。
今では出来ませんが。


家ででも良いと思います。
一人でゆっくりしたい時
こんな時間を持ったらいかがでしょうか?


立花山山頂