*発心山登山[第80歩・曇]

耳納連山(みのうれんざん)の発心山(ほっしんざん、698m)夏目漱石と縁の深い山です。
漱石明治30年
高良山(こうらさん、312m)からこの発心山まで歩き
発心公園に降りています。

今回はその発心山とその西側にあるグライダー山をたどってみました。


耳納連山の山並み。


8時40分
発心公園の駐車場に車を置く。
桜の木が多い。春は花が美しいだろう。
天気は薄曇り。


公園の広場に漱石の句碑がある。
「松をもて囲いし谷の桜かな」


8時50分
発心山登山口より登る。
標高差600m位の登りだろうか。
路は標識が整備されていて迷う事はない。


9時25分
T字分岐。
右に行けば横岩コースだが、帰りに使用する。
登りは直進して発心城跡コースをたどる。


蔵跡の標識を過ぎてから
かわいいハシゴを2つ越え
杉林の急坂を登る。


10時10分
稜線に出る。
振り返ると北側の展望が良い。


ススキの路をたどる。
もう秋の気配だ。
鳥のさえずりが聞こえる。


10時20分
発心山山頂着。
山頂標識の場所が判りづらかった。
ここは眺望は無い。
誰もいなかった。


10時30分
西に向かう。
自然歩道があるはずだが路が判らない。
高良山に向かって耳納山スカイラインが走っておりこの車道を歩く。


10時35分
ここにも漱石の句碑がある。
「濃(こまや)かに弥生の雲の流れけり」


10時40分
横岩コース下り分岐を通過。
帰りはここから降りる予定である。


10時55分
グライダー山山頂。

昭和16年2月にここから発進したグライダーが
滞空時間の日本記録を作ったらしい。
2名いた。
写真を撮ってもらう。


ここからの筑紫平野の眺めも最高である。
少し早いがここで食事にする。
筑後川がゆったりと流れている。

かつて筑紫次郎と呼ばれたこの川は
坂東太郎の利根川
四国三郎吉野川とともに
氾濫を繰り返す暴れ川だったと云う。


11時25分
下山開始。
来た路を戻る。


11時35分
横岩コース下り分岐より左折する。
少し荒れた下り坂である。
急坂、ガレ場を降り沢を渡る。


12時40分
駐車地点着。


休憩時間も含めて約4時間。
天気にもまずまず恵まれ気分の良い山歩きでした。
田主丸の「笹の湯」に寄り満足して帰りました。