*井上夢人[第94歩・曇]

近くの福岡市総合図書館によく行きますが
東野圭吾宮部みゆきなど人気作家の本はあまり置いてません。
もっと買い足してください!!


井上夢人(いのうえゆめひと)の「the TEAM ザ・チーム」読了。
メディアで騒がれている霊能者を主人公にした一種の社会風刺小説。
肩がこらずに読めた。


井上夢人は基本的にミステリー作家だろうが
サスペンス、ホラー、SF的作品などジャンルが幅広い。


井上泉と徳山諄一の2人が、1982年にミステリー作家、岡嶋二人(おかじまふたり)としてデビュー。
おかしなふたり、のもじりだろう。
誘拐やコンピュータ−を題材にして数多くの傑作ミステリーを世に出した。
が、1989年にコンビを解消している。
その後、井上泉は井上夢人として再デビューを果たすのである。


井上夢人の作品は読み出すと止まらない。
一流作家の作品はそうである。ぐんぐん内容に引き込まれてゆく。
岡嶋二人の時代も彼が中心に書いていたようだ。


「ダレカガナカニイル・・」は広義ではミステリーかもしれないがオカルト的な小説。
「オルファクトグラム」は臭いの視覚化という発想がユニークで面白かった。
テレビか映画になったと思う。
あまりホラーは読まないが「メデゥサ、鏡をごらん」は本当に怖かった。


本格推理小説とは違いますが
面白い小説を読みたいと思ったら、岡嶋二人井上夢人はお薦めです。


タコのパウル君が3歳で亡くなりました。
老衰だそうです。
ミントは6歳だけどまだまだ元気。