*ミントの読書歴その1[第96歩・晴]

読書の秋です。
今回からミントの読書歴を書きます。


読書歴(その1)


子供の頃から本をそれ程読んでいるわけではない。
漫画のほうがずっと多いが、読書の習慣はあったので続けてきた。
ただし読んだ本の内容をどんどん忘れている。(困ったもんだ)
また、内容どころかその本を読んだこと自体忘れたりもする。(情けない)
だから特に印象に残ったものを取り上げたいと思う。(それしかない!)


小学生の頃は漫画誌ばかり読んでいたが
親が文学全集を揃えてくれたのでそれは一通り読んだ。
親には感謝である。


その中で
「大きな森の小さな家」(ローラ・インガルス)
三国志」(陳寿
レ・ミゼラブル」(ヴィクトル・ユーゴー
「小鹿物語」(ローリングス)

が印象に残っている。
もちろんいづれも子供向けに書かれたものである。


「大きな森の小さな家」
大草原の小さな家」というタイトルで、日本でも近年テレビ放映されている。
西部開拓時代の様子が家族の絆を中心に明るく描かれていた。


三国志
戦いの場面に何十万という兵隊が動くので
なんとなくすごいと感じたのを覚えている。
名前がなじみにくいし、内容も分かりにくかったが
劉備(りゅうび)孔明(こうめい)がかっこ良いと思い
曹操(そうそう)が悪者だと単純に思って読んでいた。


レ・ミゼラブル
最後の場面で泣いた。
19世紀初頭、革命時のフランスを舞台にして
ジャン・バルジャンが人間として成長してゆく記録。


「小鹿物語」
これまた最後の場面で泣いた。
「大きな森の小さな家」と同じ西部開拓時代を舞台にした
少年ジョディと小鹿フラッグの物語。
これは1946年に映画化されている。再上映かビデオで見た人もいると思う。
グレゴリー・ペックがジョディの父親役だった。


余談だが
今だと「三国志」については
ミントは斜めから構えて観てしまうところもある。
三国志」は劉備孔明が美化されている反面
曹操が悪人にされてすぎている。
曹操屯田制により富国強兵を行い
当時の中国の7割を勢力下に置いた実力者であった。
一流の文化人・教養人でもあった。
何よりも彼は生存中に漢王室の帝位を簒奪しなかった。
少し気の毒な扱いをされているな、と思う。


でも当時は読んでいて面白かった。
小学生時の読書で思い出すのはこの程度です。


                      その2へ続く



10月29日秋空