伊達直人(だてなおと)、あしたのジョー、ももたろう、色々出てきます。
ブームなのかも知れませんが、永く続いてもらいたいものです。
今年生まれる男の子は、「直人」の名前が増えるかもです。
ミントの読書歴(その25)
内田康夫(うちだやすお、1934-)について。
作品の累計発行部数は1億部を超えるそうである。
超人気作家である。
「浅見光彦(あさみみつひこ)シリーズ」
1991年に「天河伝説殺人事件」が映画上映されてこの作品シリーズを知った。
辰巳琢郎や榎木孝明が主演したTVや映画を見た人も多いと思う。
主人公の探偵が浅見光彦。
彼は雑誌「旅と歴史」のルポライターであるが、日本各地、行く先々で殺人事件に巻き込まれる。
それを彼が解決して行くのだが、地元の警察とのやりとりが面白い。
まず警察からはうさんくさい男だと怪しまれる。
現場近くにいて、殺人に詳しいのだから、怪しまれるのも当然。
最後には身元照会をされる。
とたんに現場警察の態度が豹変する。まるで水戸黄門である。
実は光彦の兄、陽一郎は警察庁の刑事局長なのである。
50冊くらい読んだだろうか。
個々の作品についての印象が薄れてしまっている。
初期の作品は良いが、その後は物足りない気がして、次第に読まなくなった。
本格的なミステリーというより、これは旅行ミステリーだろう。
気楽な読み物としては良いと思うが。
ほかに同作者には「信濃のコロンボシリーズ」がある。
こちらは読んでいない。
ところで浅見光彦という人物は、33歳から決して年を取りません。
ミステリーに限らずフィクションのシリーズもので、主人公が年を取らないことはよくありますが
やはり次第に矛盾が出てきます。
そういえば麻生前首相も好きだった「ゴルゴ13」ですが、1968年連載開始なので
もう40年以上連載されていることになります。
ゴルゴ13ことデューク東郷は、きちんと年を取ってたら
今頃は喜寿(きじゅ)の年齢かもしれませんね。
その26へ続く