*ミントの読書歴その29[第139歩・晴]

今度の週末は寒くなるらしいです。
ミントは寒さが苦手なので、山歩きは無理かも知れません。


ミントの読書歴(その29)


東野圭吾(ひがしのけいご、1958-)について


こんなことを書くと怒られそうだが、実は3冊しか読んでいない。
が、鮮烈な印象が残った作家である。
2年位前から読み始めた。
作品のジャンルが広く、懐の深い作家のようだ。


「美しき凶器」(1992年)
息詰まるサスペンス小説。
ミントはこんな小説が好きである。


「予知夢」(2000年)
探偵ガリレオシリーズの第2弾。
理科系の人には面白いかも知れない。


「悪意」(1996年)
犯人は判明するのだが、彼が犯行に至る真の動機は何であったのか?
をテーマにしている。
あっと驚く結末。
良くこんな小説が書けるもんだと思い感心した。


なにせ3冊です。(開き直り)
これ以上のコメントは止めましょう。
次に行きます。


西村京太郎(にしむらきょうたろう、1930-)について


著作数400冊超、累計発行部数は2億部を超えるそうである。
トラベルミステリーの第一人者。


十津川警部シリーズ』
社会人になって読み始めた。20冊位読んだだろうか。
このシリーズ作品は駅のキヨスクで買う人も多いだろう。
十津川警部亀井刑事の名コンビはあまりにも有名である。


新幹線の中などで、肩がこらずに読めるのは事実。
それなりに面白かったと思うが
ビールなどを飲みながら読んでいたせいだろう、
内容はほとんど記憶に残っていない。


今回は少し手抜きでした。


                               その30へ続く


**最近読んだ本**


「わしの眼は十年先が見える」(城山三郎
大原孫三郎(おおはらまごさぶろう、1880-1943)の生涯を描く。
この人物は倉敷紡績社長であったが、大原美術館を造ったことで有名である。
倉敷紡績を日本有数の大会社に育て上げただけでなく、当時には珍しく社員の福利厚生にも積極的に取り組んだ。
また、社会問題研究所、労働科学研究所などの設立をして社会問題の解決を図ったり
社会から得た富は社会に還元しようと
日本で始めて孤児院を創設した石井十次(いしいじゅうじ、1865-1914)を経済的に援助した。
知らないことが多かった。
興味深く読んだ。


鷹取山