*ミントの街ある記その14[第252歩・曇]

次第に寒くなってきました。
冬の気配が近づいてきたようです。


ミントの街ある記(その14)


ここは福岡市の天神近くにある西中島橋(にしなかしまばし)です。

この橋より東は博多区、西は中央区になります。



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江戸時代までは、那珂川をはさんで東側「博多」は町人の町であり、
西側「福岡」は武士の町でした。
明治22年に市制が敷かれたとき、市の名前を「博多」にするか
「福岡」にするかで大いにもめました。
市議会でも投票の結果同数となり
士族出身の議長の裁定でようやく「福岡市」に決定しましたが
伝統ある博多の名は、国鉄(現JR)の駅名として残されました。


1972年(昭和47年)、政令指定都市に昇格した際
行政区としての「博多区」が出来て、地名として復活しています。
博多区にはJR駅、港や空港があります。


福岡市文学館(福岡市赤煉瓦文化館)。


東京駅でもおなじみの辰野金吾の設計で、元の日本生命九州支店の建物です。
重要文化財となっています。


水鏡天満宮

菅原道真を祭っています。
中央区の「天神(てんじん)」の地名は菅原道真にちなんでいます。



街路樹の木々も色づいていました。