*虚空蔵山[第341歩]


佐賀と長崎の県境にある虚空蔵山(こくぞうさん、608.5m)に登りました。
九州百名山です。
ミント単独。
<2012年第39回目登山、第50座>


2012年9月1日(土曜日、晴れ)、虚空蔵山


位置図

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ルート図(一部不正確です)


9月の初日は快晴だった。
福岡から国道263号線と34号線、県道106号線を走る。
出発の時点では
登山口を『嬉野』にするか『木場』にするかをまだ決めていなかった。
嬉野登山口の標識がすぐに分かったので、こちらから登ることに決定。


10時25分、嬉野登山口の駐車場に車を停める。

佐賀ナンバーの車が停まっていて3人の登山者がいた。
挨拶をしたあと、この人たちは先に登って行った。


10時32分、準備をすませて出発する。
茶畑跡の横を登ってゆく。


このあと休憩していた先の3人を追い越す。


10時43分、地蔵堂


11時03分、右手に洞窟がある。雨宿りに良さそうだ。


すぐ先に、木場方面への分岐標識がある。

ここで少し考えた。
左に進んで素直に山頂に向うか。
それとも右に進んで、木場新道(冒険コース)分岐から改めて山頂に向うか。
実はガイド本を読んで、冒険コースにも関心があった。


結局、冒険コースをたどることにした。
標高にして100m位だろうか。坂を下る。


11時11分、ファミリーコースと冒険コースの分岐まで降りてきた。
今降りてきた道自体がファミリーコースだったらしい。

ここから右の道を進む。


冒険コースは面白かった。
ハシゴの階段、ロープ場、長いクサリ場がある。
用心して登ればそれほど危険ではない。


12時02分、山頂。

先ほどの3人がいた。
『さっきの人はどこに行ったんだろう』と話していたそうだ。


眺望が素晴らしい。
特に西側の絶壁から見下ろすと、大村湾が一望のもとである。


南側。長崎市方面


東側。嬉野や鹿島方面。
遠くに見えるのはは有明海


北側。黒髪山系だろうか。


絶壁から美しい景色を見下ろしながらの食事は最高だった。


12時25分、3人に挨拶をして下山開始。


12時35分、木場分岐。

あとは嬉野登山口に向ってまっすぐ降りた。


12時57分、駐車場所に戻り着いた。


この山は日本のマッターホルンだそうです。
確かに山の姿は似ています。
短時間でしたが面白い山歩きでした。


<番外編>
登山口の近くに『嬉野の大茶の樹』があったので見学しました。
1640年代に肥前白石の吉村新兵衛が
この地で茶の栽培を始めたのが、嬉野茶の起源とのことです。


この大茶樹は
樹高約4m、枝張り約12m、樹齢約340年で、天然記念物になっています。



[平成23年の記録]
 http://d.hatena.ne.jp/mint0606/20111231


[平成22年の記録]
 http://d.hatena.ne.jp/mint0606/20111230



***最近読んだ本***


「剣闘士スパルタクス」(佐藤賢一
古代ローマを震撼させたスパルタクスの乱を描く。
クラッススポンペイウスなどは名前だけ出てくるが
最後の部分でカエサルが登場するのが興味深かった。


「峠越え」(山本一力
時代小説。江戸時代の女衒(ぜげん)が主人公。
女衒というのは女の斡旋業である。
主人公は女衒業から足抜けするために、どのような試練(峠)を越えてゆくのか?
この作者は初めてでしたが、傑作です。