読んだ本のご紹介をこのところさぼっていました。まとめてどうぞ。
***最近読んだ本***
無差別殺人事件を捜査する神奈川県警だが手がかりがつかめない。
ついに現役の捜査官をテレビに出演させ、犯人に呼びかけ
連絡をとろうとする。
読んでいて面白かったが、意外な結末だ。
現場の捜査員たちの人物像がよく描かれている小説だと思う。
「カラスの親指」(道尾秀介、みちおしゅうすけ)
簡単に言えばサギ師を描いた小説。
主人公は人をだまして金を巻き上げるが憎めないキャラクターだ。
そして読み進んでゆくと
読者自身もだまされていることに気付くのである。
悲惨な状況描写もあるが文章はユーモアがあり
読んでいて楽しかった。
「長野・上越新幹線四時間三十分の壁」(蘇部健一、そぶけんいち)
蘇部健一には「六枚のとんかつ」という作品がある。
それ自体は楽しいミステリーなのだが、一面おふざけが過ぎて
『アホ・バカミステリー』とも呼ばれた。
著者は本当は本格ミステリーを書きたかったのだろう。
それがこの作品のようだ。
ミステリーのジャンルとして確立している「鉄道のトリックくずし」に
挑戦した作品で、割合面白かった。
[平成25年の記録]
http://d.hatena.ne.jp/mint0606/20131231
[平成24年の記録]
http://d.hatena.ne.jp/mint0606/20121230
[平成23年の記録]
http://d.hatena.ne.jp/mint0606/20111231
[平成22年の記録]
http://d.hatena.ne.jp/mint0606/20111230
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