読書感想[第509歩]

面白い本に出会った時は得をした気分になります。


***最近読んだ本***


「楊家将 上・下」(北方謙三
ハードボイルド小説で有名な著者だが、歴史小説も書いている。
ときは10世紀末の中国、北宋と遼が燕雲十六州を巡って争っていた。
北宋の楊家の武将たちは「楊家将」と呼ばれた。
指揮官の楊業と7人の息子たちの戦いを勇壮に、また哀切を込めて描いている。
登場人物はなかなか魅力的。楊業たちは現代の中国人にも人気があるそうだ。
原典「楊家将演義」をもとにしながらも、内容は全く北方謙三のオリジナルである。


「血涙 新楊家将 上・下」(北方謙三
これもまた面白くて一気に読んでしまった。
「楊家将 上・下」の続編だ。もちろん続けて読んだほうが良い。
前作は楊業が主人公だったが、こちらは四男の四郎や、遼の名将である
耶律休哥(やりつきゅうか)が主人公と言っていいだろう。
それにしてもこの当時としては珍しく文民統制が徹底していた宋という国は
どこか現在の日本と似ていて興味深い。





今年は台風が多いようですね。
被害がありませんように。



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