読書感想〔第548歩〕


最近は読書の時間が減っています。
読書感想をアップするのも久しぶりです。


***最近読んだ本***


「紅蓮の狼(ぐれんのおおかみ)」(宮本昌孝
戦国時代の武州忍城(おしじょう)の甲斐姫が主人公だ。
絶世の美女だが、剣聖の上泉信綱から剣と武術の奥義を授けられ
姫武者となる。
のちに彼女は忍城に攻め寄せてきた石田三成の軍勢と戦い
見事にこれを撃退するのである。
忍城といえば映画「のぼうの城」を思い出す。
内容のほとんどがフィクションだと思うが面白い。
他に「白日の鹿」・「青嵐の馬」を収録。


「T.R.Y.」(井上尚登
1911年の上海が舞台。
主人公は詐欺師の伊沢修。
彼はひょんなことから孫文たち中国革命団のために
武器を調達しなければならなくなる。
そのため日本陸軍の将校を罠にかけることにするのだが
伊沢を狙う暗殺者も現われて・・。
上海、横浜、浅草、東京を舞台にノンストップアクションが繰り広げられる。
話のテンポが速くてどんどん読み進んでしまう。


「ターン」(北村薫
「スキップ」に続く『時と人シリーズ』の2作目。
人は一定の時を繰り返す空間に放り込まれたとき
何を考え、行動するだろうか?
29歳の女性が主人公だが、男性作家が書いたとは思えないほど
心理描写が巧みである。
「スキップ」に較べるとこれはSFと言っていい。



山に行けないときは、ゆっくりと本を読みたいものですね。



[平成26年の記録]
 http://d.hatena.ne.jp/mint0606/20141231


[平成25年の記録]
 http://d.hatena.ne.jp/mint0606/20131231


[平成24年の記録]
 http://d.hatena.ne.jp/mint0606/20121230


[平成23年の記録]
 http://d.hatena.ne.jp/mint0606/20111231


[平成22年の記録]
 http://d.hatena.ne.jp/mint0606/20111230


[人物伝]
 http://d.hatena.ne.jp/mint0606/20140930



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