読書感想〔第557歩〕


今回の本は3冊を図書館で借りました。
あとの3冊は例によってブックオフで購入です。


***最近読んだ本***


周瑜」(菊池道人)
今回、人物伝で書いた「周瑜」のタネ本。
周瑜は呉の為、ひたすら忠誠を貫いた武将である。
戦闘に強く、人柄も良かった。
彼がいなければ、孫権軍が赤壁の戦いで勝てたかどうかわからない。
日本シリーズに例えれば、黄蓋がMVPで、周瑜が優勝監督といったことろか。

楠木正成足利尊氏」(嶋津義忠)
太平記のダイジェスト版。
尊氏が九州での勢力挽回のきっかけとなった多々良浜の合戦が興味深かった。
正成は忠臣(善)、尊氏は逆臣(悪)という見方で書かれていないのが良い。


「ウエンカムイの爪」(熊谷達也
「邂逅の森」を書いた著者のデビュー作である。
ウエンカムイというのはアイヌ語で、人間に害をなすヒグマをいう。
やっぱりテーマはクマだった!
読んでみて
「ヒグマは森における食物連鎖の頂点にいる生物なので
その生息数が減少しているというのは、森にとっても良くないことなのだ」
という文章が心に残った。


「週末のフール」(伊坂幸太郎
あと3年で小惑星が地球に衝突して地球が滅亡する。
そんな状況になったら、人はどうするだろう。
「生きること」とは何か、について考えさせてくれる小説。



東郷平八郎」(羽生道英)
東郷平八郎はロシアのバルチック艦隊を殲滅し、日露戦争の勝利に大きく貢献した。
彼が海戦で常に勝てたのは強運であったばかりでなく、状況分析力に優れていたためだろう。
戦後になると、戦前の軍国主義の象徴だったとされる東郷は評価が逆転してしまった。
しかし著者は東郷を国家的英雄として暖かい視線で描いている。


「アジアの帝王たち」(植村清二
アジア市場に君臨した王たちの生涯を詳述している。
人物伝のタネ本になりそうだ。




夜寝る前に読書するのですが、すぐに眠くなってしまいますね。



[平成26年の記録]
 http://d.hatena.ne.jp/mint0606/20141231


[平成25年の記録]
 http://d.hatena.ne.jp/mint0606/20131231


[平成24年の記録]
 http://d.hatena.ne.jp/mint0606/20121230


[平成23年の記録]
 http://d.hatena.ne.jp/mint0606/20111231


[平成22年の記録]
 http://d.hatena.ne.jp/mint0606/20111230


[人物伝]
 http://d.hatena.ne.jp/mint0606/20140930



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