読書感想〔第600歩〕


秋の夜長といいますね。
読書感想です。


***最近読んだ本***


「最悪」(奥田英朗、おくだひでお)

中年の鉄工所経営者、銀行OL、若いパチンコ打ち、と
全く接点のない3人が主人公だ。
途中までは各人の苦難の状況が淡々と語られてゆく。
ところが3人が出会った時点で、加速度的に最悪の状況を迎えることになる。
イン・ザ・プール」や「空中ブランコ」は笑える作品だったが
この小説は緊迫感あふれる犯罪小説だ。
読みごたえがあった。

「夜明けの街で」(東野圭吾

この小説はミステリーだが、不倫もテーマになっている。
いかなるテーマでも著者の描写力はさすがである。


「オイアウエ漂流記」(荻原浩、おぎわらひろし)

南太平洋で小型旅客機が墜落遭難。
助かった10人は無人島に流れ着く。
10人は年齢、職業、性格などまったくバラバラでまとまりがない。
さあどうなるのか?
ユーモアあふれる漂流記だ。
火のおこし方、ヤシの実を割る方法や食べ方など
実際に役に立ちそうな(?)ことも書いてある。
ただ作品の終わり方が唐突で、いろいろと考えさせられてしまった。


「源氏 無情の剣(火坂雅志

源氏一族は平氏に較べると武者のイメージがあるが
この小説では、清和源氏の有名な武将9人を取り上げ
それぞれの人生をフィクションをまじえて描いている。
肩がこらずに読めた。


ネコじゃまかも。



季節の変わり目で体調を崩している人もいます。
お互い注意しましょう。



[平成26年の記録]
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[平成25年の記録]
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[平成24年の記録]
 http://d.hatena.ne.jp/mint0606/20121230


[平成23年の記録]
 http://d.hatena.ne.jp/mint0606/20111231


[平成22年の記録]
 http://d.hatena.ne.jp/mint0606/20111230


[人物伝]
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