読書感想〔第630歩〕 - ミントの山歩き日記２

寒い3日間でした。
北米東部でも大寒波に見舞われているとか。

＊＊＊最近読んだ本＊＊＊

「リセット」（北村薫、きたむらかおる）

女性が主人公の「時と人シリーズ」の3作目。
転生をテーマにしているが、前二作品がやや深刻な内容なのと較べると
一番ロマンチックでハッピーエンドの小説だと思う。
読後感がいい。

「メリーゴーランド」（荻原浩、おぎわらひろし）

主人公は35歳。
仕事にマンネリ感を抱いている田園都市の市職員である。
ところがある日、突然の辞令で、
超赤字テーマパークを再建する部署に異動となる。
やる気を出した主人公だが、再建へのハードルはきわめて高く
何よりも事なかれ主義・前例主義の公務員体質が行く手に立ちはだかる。
さあ主人公はどうする？テーマパークは再建できるか？
笑いながら、痛快さを味わいながら読み進んでゆく。
そして最後には少しほろ苦い結末。
こういう小説が好きです。

「ゆりかごで眠れ、上・下」（垣根涼介、かきねりょうすけ）

コロンビア・マフィアの日系二世、小林力（こばやしりき）が主人公。
日本で暗躍しているマフィアってこんな実態なんだろうか？
そう思いながら読んだ。