読書感想〔第648歩〕


今週の山歩きはありません。読書感想です。


***最近読んだ本***


「楽園 上・下」(宮部みゆき、みやべみゆき)

模倣犯』に取材者として登場した前畑滋子が主人公。
彼女はひょんなことから、過去に起きた殺人事件の真相を探ることになる。
読むほどに家族のあり方についても考えさせられる作品だ。
そう、この著者の本は人間が描かれているので、どれも面白いのである。


北条氏康」(菊池道人、きくちみちと)

北条氏康北条早雲から数えて三代目の当主。
上杉謙信武田信玄らと戦いながら
彼の代で北条氏は関東八州を制覇、最盛期を迎えるのである。
戦いも巧みであるばかりでなく民政にも気配りをした名君だった。
この人物、大河ドラマで主人公としてとり上げてもいいと思うのだが・・。
なお北条氏は五代続く。
洋の東西を問わず、三代目の当主が優秀であれば
その政権(王朝)は百年以上続くようだ。


「鬼流殺生祭」(貫井徳郎、ぬくいとくろう)

文明開化の明治時代、東京を舞台に殺人事件が発生。
探偵や助手は共に公家という変わった設定だ。
だが内容は本格ミステリーであり、読んで新鮮に感じた。
京極夏彦の妖怪小説ともまた違った独特の雰囲気がある。




連休はふたたび登ります。


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[平成23年の記録]
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[平成22年の記録]
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