読書感想〔第678歩〕


日曜日は台風の影響で雨だと思って仕事をしました。
でも結局夕方まで曇りでした。
山歩きしたかったなあ。
気を取り直して読書感想です。


***最近読んだ本***

「ひまわりの祝祭」(藤原伊織、ふじわらいおり)

ゴッホが残した最後の「ひまわり」をめぐる争奪戦。
やっぱりハードボイルド小説になるんだろうが
主人公が理屈っぽい感じだし、ワクワク感を期待したのだが
ちょっと物足りないかな。

「Cの福音」(楡周平、にれしゅうへい)

著者のデビュー作品。
主人公、朝倉恭介はコカインを日本に密輸入する知能犯。
殺人を犯すこともためらわないほどの悪人なのだが、
なぜか読んでいるうちに感情移入してしまう。
著者の作品には、現代の政治・経済・社会構造における「盲点」を
テーマにしたものが多い気がする。
読んでいて勉強になるし面白かった。
続編があるので読み続けようと思う。

「影法師」(百田尚樹、ひゃくたなおき)

時々思うんだけど百田って本名だろうか。
時代小説である。こんな本も書くんですね。
文武両道の達人だった磯貝彦四郎は、なぜ「卑怯傷」を負ってしまったのか?
時代小説でありミステリーでもある。
『永遠のゼロ』と通じる作品だ。
久しぶりに泣きました。いい作品です。

「でれすけ忍者」(幡大介、ばんだいすけ)

裏表紙に痛快作と書いてあったけどどうなんだろう。
主人公はもはや平和な時代、田沼意次の時代の忍者だ。
「でれすけ」って役立たずのことらしい。
中途半端で終わってしまった。続編があるようだ。
たぶん続編は読まないでしょう。



あー山歩きしたかったです。残念。



[平成27年の記録]
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[平成24年の記録]
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[平成23年の記録]
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[平成22年の記録]
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[人物伝]
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[YAMAPの記録]
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