読書感想〔第680歩〕


日曜日はまたもや台風の影響で雨です。
山歩きできないでハラかいてます。


***最近読んだ本***


「猛禽の宴」(楡周平、にれしゅうへい)

「Cの福音」の続編。
主人公、朝倉恭介はコカインを日本に密輸入する知能犯だが
今回は米国でのマフィア同士の抗争に巻き込まれる。
クライマックスの戦闘シーンは戦争ともいえるスケールの大きさだ。
ところでこのシリーズは全部で6冊あるようだ。
順次読むことにしよう。


「黄金のバンタムを破った男」(百田直樹、ひゃくたなおき)

1960年代のヒーロー、ファイティング原田を描くノンフィクション。
原田がデビューした1960年(昭和35年)のボクシング界は、
1団体で8階級しかなかった。
当然8人しか世界チャンピオンはいない。
4団体、17階級、約70人のチャンピオンが存在する現在とは
タイトルの重みが違うのである。
そんな時期に原田は、フライ級でポーン・キングピッチを破り
世界チャンピオンとなる。
これは白井義男以来の日本念願のタイトルだった。
さらには減量が困難になったためバンタム級に転向し、
史上最強と呼ばれ「黄金のバンタム」と称えられていた
エデル・ジョフレを破り、タイトルを奪取するのである。
読みながら昭和ボクシングの歴史を振りかえることができて
興味深かった。
あらためて当時のボクシング人気は凄かったことを思いだす。
ちなみにミントは1954年(昭和29年)生まれです。


ビッグボーイの生涯 五島昇その人」(城山三郎、しろやまさぶろう)

父である慶太の後を継いで、東急グループを急拡大させた人物を描く。
氏は、名経営者だったが、余暇の過ごし方も相当充実していた。
よく働きよく遊ぶ、を実践した人物だったようだ。


「胡蝶の失くし物」(仁木英之、にきひでゆき)

中国冒険奇譚「僕僕先生」シリーズの第三弾。
今回は先生を狙う暗殺者、劉欣が現われて物語は急展開。
あいかわらず奇想天外な小説だが、
時代背景がしっかりしていること、登場人物の心理描写が細かいのがいい。



今年は年50回の山歩きは無理かもです。



[平成27年の記録]
 http://d.hatena.ne.jp/mint0606/20151231


[平成26年の記録]
 http://d.hatena.ne.jp/mint0606/20141231


[平成25年の記録]
 http://d.hatena.ne.jp/mint0606/20131231


[平成24年の記録]
 http://d.hatena.ne.jp/mint0606/20121230


[平成23年の記録]
 http://d.hatena.ne.jp/mint0606/20111231


[平成22年の記録]
 http://d.hatena.ne.jp/mint0606/20111230


[人物伝]
 http://d.hatena.ne.jp/mint0606/20140930


[YAMAPの記録]
https://yamap.co.jp/mypage/199626



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