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少し残念ですが仕方ありません。
読書感想です。
***最近読んだ本***
「死神の精度」(伊坂幸太郎、いさかこうたろう)
この本の主人公はなんと死神。
特定の人間の突然死について、可否を判断する役目だ。
そのため死神は、死を宣告された人間にあらかじめ会うのだが、
いやでもその人生に深く係わりあうことになる。
この死神はクールだが、どこかとぼけた感じもしてあまり怖くない。
ほのぼのとした読後感だ。
「デパートへ行こう」(真保裕一、しんぽゆういち)
ある日深夜のデパートに、居場所をなくした様々な人々が集まり
次々と事件が発生する。
恩田陸の「ドミノ」のようなドタバタ劇かな、と思って読んでみたが
この著者らしく感動的な結末を迎えている。
「海神(わだつみ)」(安部龍太郎、あべりゅうたろう)
ときは江戸時代。
若き水夫、孫太郎は乗っていた伊勢丸が暴風にあったため
現在のフィリピン諸島に漂着する。
しかし彼はめげることなくボルネオ島へと流転を続けながら、
たくましく成長してゆく。
この小説、実在のモデルがいるようだがほとんどフィクションだろう。
面白い冒険小説だった。
「港町食堂」(奥田英朗、おくだひでお)
人気作家の旅行エッセイ。
土佐清水、五島列島、牡鹿半島、釜山、新潟・佐渡、稚内・礼文
などを編集者たちと旅をする。
著者の好奇心に満ちた性格がうかがえて楽しい。
お盆休みも終わりですね。
早く涼しくなってほしいものです。
[平成28年の記録]
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[平成22年の記録]
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[人物伝]
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