ひさしぶりの読書感想です。
「天魔ゆく空 上・下」(真保裕一、しんぽゆういち)
彼は勝元の息子として生まれ若くして管領家を継ぎ、
戦国時代の幕開けをしたといわれる重要人物であるが、
読んで知らないことが多かった。
太田和泉守牛一は「信長公記」の著者として有名だが、
彼を主人公にして本能寺の変のミステリーを中心に描く作品。
ベストセラーになっただけあって興味深く読めた。
「駄犬道中おかげ参り」
彼の作品は基本的に時代小説だが、「超高速!参勤交代」や
「引っ越し大名三千里」など主人公が日本各地を旅することが多い。
博打打ちの辰五郎は、長屋の代表としてお伊勢参りにゆくことになったが、
食いしん坊の代参犬や、奉公先を抜け出てきた子供、訳あり美女と一緒になり、
ともに旅することになる。
犬が人間のように反応するのがおかしい。
笑いあり、涙ありの珍道中。楽しい作品だ。
「私の家では何も起こらない」(恩田陸、おんだりく)
ひたひたと恐怖がおしよせてくる作品。
夏の夜に読むのにおすすめ。
次回は山歩きをレポします、たぶん。
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