読書感想[第1,057歩]

ひさしぶりの読書感想です。

 

「天魔ゆく空 上・下」(真保裕一、しんぽゆういち)

真保裕一歴史小説を書いているとは。

この本では室町時代細川政元の生涯を描いている。

彼は勝元の息子として生まれ若くして管領家を継ぎ、

戦国時代の幕開けをしたといわれる重要人物であるが、

読んで知らないことが多かった。

 

信長の棺 上・下」(加藤廣かとうひろし

太田和泉守牛一は「信長公記」の著者として有名だが、

彼を主人公にして本能寺の変のミステリーを中心に描く作品。

ベストセラーになっただけあって興味深く読めた。

 

「駄犬道中おかげ参り」

「駄犬道中こんぴら埋蔵金」(土橋章宏、どばしあきひろ)

彼の作品は基本的に時代小説だが、超高速!参勤交代」や

「引っ越し大名三千里」など主人公が日本各地を旅することが多い。

博打打ちの辰五郎は、長屋の代表としてお伊勢参りにゆくことになったが、

食いしん坊の代参犬や、奉公先を抜け出てきた子供、訳あり美女と一緒になり、

ともに旅することになる。

犬が人間のように反応するのがおかしい。

笑いあり、涙ありの珍道中。楽しい作品だ。

 

「私の家では何も起こらない」(恩田陸、おんだりく)

ひたひたと恐怖がおしよせてくる作品。

夏の夜に読むのにおすすめ。

 

次回は山歩きをレポします、たぶん。

 

[総索引]

右にある月別アーカイブから確認ください。

 

[人物伝]

人物伝の索引

  


コメントお待ちしてます。
ブログ運営者(ミント)が確認後に公開されますので
よろしくお願いします。