読書感想です。
この連休中は1日1冊ペースで読んでます。
***最近読んだ本***
「誘拐児」(翔田寛、しょうだかん)
誘拐事件をテーマにしているが、昭和21年と36年の時代背景をよく描写しており
すぐれた社会派ミステリーだと思う。
犯人は意外。
「無限連鎖」(楡周平、にれしゅうへい)
テロリスト集団が、巨大タンカーを占拠して東京湾に停泊し、日本政府に
1億ドルの要求を突きつける。
もし要求を呑まなければ30万トンの原油を放出するというのだ。
そうなれば東京湾は火の海となり、都市機能はストップしてしまう。
さて政府の対応はいかに?
長編だがどんどん読み進んでしまう。
なお前段の200頁は、米国内での爆弾テロの様子が描かれている。
フィクションではあるが大迫力で引き込まれてしまう。
「僕僕先生」(仁木英之、にきひでゆき)
仙人小説である。
仙人は修行により不可思議な術を身につけた不老不死の者をいう。
普通は白鬚の老人といったイメージなのだが、この小説に出てくる仙人は
なんと美少女。
この仙人に惹かれたぐうたら青年「王弁」が主人公なのだが
ひょんなことから王弁と「僕僕」と名乗る少女仙人との旅が始まる。
そこで王弁が体験するさまざまな不思議な事件や出会い!
王弁と僕僕とのやりとりが読んでいて可笑しい。
唐の玄宗の時代だが、歴史や風土の描写も詳しくて読んで勉強になる。
仙人はやっぱり唐の時代が似合っているなあ。
「薄妃の恋、僕僕先生」(仁木英之、にきひでゆき)
僕僕先生の第二作。
新しい旅の仲間「薄妃」も登場して、ますます快調。
奇想天外で楽しい小説である。
第四作まで発行されているらしい。ゆっくり読んでゆこう。
明日はどこか近くの山に登ります。
[平成27年の記録]
http://d.hatena.ne.jp/mint0606/20151231
[平成26年の記録]
http://d.hatena.ne.jp/mint0606/20141231
[平成25年の記録]
http://d.hatena.ne.jp/mint0606/20131231
[平成24年の記録]
http://d.hatena.ne.jp/mint0606/20121230
[平成23年の記録]
http://d.hatena.ne.jp/mint0606/20111231
[平成22年の記録]
http://d.hatena.ne.jp/mint0606/20111230
[人物伝]
http://d.hatena.ne.jp/mint0606/20140930
コメントは、ブログ運営者(ミント)が確認後に公開されますので
よろしくお願いします