この寒さまだまだ続きそうです。
実はブログを書いてる部屋は寒いのです。
その為書くのがおっくうになることもあります。
ミントの読書歴(その28)
新保裕一(しんぽゆういち、1961-)について
アニメの制作会社勤務から小説家になった経歴の持ち主。
2年前に図書館で借りて読んだのがきっかけ。
作品分野はミステリーではなく、冒険小説かも知れない。
7冊読んでいるが以下の作品がお薦めである。
「ホワイトアウト」(1995年)
2000年に織田裕二主演で映画化もされている。
ダムを占拠したテロリスト達に一人で挑む青年。
すごいアクションシーンの連続である。
映画は見ていないが原作は非常に面白かった。
ホワイトアウトとは吹雪により視界が奪われ、自分の位置が分からなくなることを言う。
山でこんな目には遭いたくないものだ。
「奪取」(1996年)
3部構成で主人公の名前がそれぞれ違う。なぜかは読んでのお楽しみ。
贋札作りに執念をかける主人公たち。のめりこむ作品です。
「奇跡の人」(1997年)
記憶を失った男が自分探しの旅を始める。
切ない作品である。
作者はアクション専門かと思っていたので、ミントはこの作品で認識が改まった。
「繋がれた明日」(2003年)
誤って殺人を犯した青年が仮釈放されたあとの話。
感動の作品である。
読んで保護司(ほごし)のことが少し分かった。
作品数のわりに受賞歴が多い作家です。
人間が良く描けているのがその理由かも知れません。
その29へ続く