*夏山の暑さ[第30歩・晴]

昨日のブログの中で江川ダムに関する記述に一部間違いがありました。
訂正しています。


最近まわりによく聞かれる。
「こんなに暑いから登らないでしょう?」
あるいは
「こんなに暑いのになぜ登るの?」

確かにこのところの暑さは厳しい。
しかし夏山登山は暑いというイメージは間違っている。


なぜならまず第一に
高い山ほど気温は低くなるからだ。
100mで約0.6度低くなる。

平地が35度であっても1000mの山頂では29度である。
昨日の古処山(860m)でも山頂気温は30度だった。


もっと高い山、例えば大分の久住山(くじゅうさん)の場合を見てみよう。
平地(便宜上標高0mとする)の気温が35度であったとする。
牧ノ戸峠(標高1330m)からの登山とした場合は
出発点の気温は27度であり、山頂(1787m)では24度位となる。
日差しがきついかも知れないが、気温は快適だと思う。
低山の場合は話が違ってくる。300〜500mの山だと平地と2・3度しか気温が変わらない。
これはつらい。


第二に
山には木陰があり、谷川が流れ、涼風が吹いている。
渓谷を沢登りする人もいる。最高に涼しいのではないだろうか?(ミントはやりませんけど)
逆に北九州の貫山(ぬきさん、712m)のような草原の山は真夏は厳しい。
登る前に山の特徴を確認しておいたほうが良いと思う。


<結論>
夏には暑い思いをしないよう山をよく選んで登りましょう!
マムシにも気をつけて!!


H22/07/25古処山オオキツネノカミソリ