*ミントの読書歴その4[第100歩・晴]

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読書歴(その4)


中学時代に読んだブラウン神父シリーズについて述べる。
ホームズ譚と双璧の推理短編集であり、これも印象的な作品だった。


作者はG・K・チェスタトン(1874-1936)であり英国の推理作家である。
また有名な文芸評論家・詩人・画家でもあった。


主人公のブラウン神父は眼鏡をかけ、小柄でいつも蝙蝠傘を持っている。
鋭い洞察力で事件を解き明かす。
小柄なブラウン神父と
大男の友人フランボウ(実はもと大泥棒)との取り合わせが面白い。
トリック解明の面白さが光る短編集である。


ブラウン神父の童心(1911年)
ブラウン神父の知恵(1914年)
ブラウン神父の不信(1926年)
ブラウン神父の秘密(1927年)
ブラウン神父の醜聞(1935年)

と発刊されている。


細かい内容は忘れたが
大泥棒のフランボウをブラウン神父が改心させる場面を覚えている。
神父の話を聞いた彼は木の上から盗んだ宝石を投げ落とす。
月光にきらめきながら落ちてゆく宝石。絵になる場面である。


ちなみに蛇足ながら
神父はカトリック協会
牧師はプロテスタント協会の教職である。


中学時代の推理小説は以上です。


辻原登「翔べ麒麟」上下読了。
阿倍仲麻呂(あべのなかまろ)を主人公にした珍しい小説。
彼は唐時代の高官であった。
玄宗皇帝、楊貴妃安禄山などなじみの人物が登場する。
面白く読んだ。

                  
                                 その5へ続く



水瓶山からの眺望