読書感想〔第699歩〕


いよいよ年末です。
年内にあと1回山歩きをしたいところです。


***最近読んだ本***

「絶海にあらず 上・下」(北方謙三、きたがたけんぞう)

時は平安時代律令の世。
四国、伊予の地で武装蜂起した藤原純友の生涯を描いている。
はっきり言って途中までは少し退屈だった。
著者の想像力により、史実と異なる結末となっている。


「修羅の宴 上・下」(楡周平、にれしゅうへい)

イトマン・住銀事件」が起こったのは、もう30年くらい前の話である。
戦後最大の経済事件と言われ、世間を大いに騒がせたものだった。
この小説はその「イトマン・住銀事件」を題材としている。
今改めて読むと信じられないような内容だ。
昭和60年代の地価や株価は右肩上がりで、下落など決してしないと誰もが信じていた。
そして多くの企業や銀行はバブルの狂騒に振り回されていたのだ。
そんな時代だからこそこの事件は起こった。
人間はのどもとを過ぎれば熱さを忘れる。
過去の教訓とするためにも、この本は今こそ読む価値があると思う。



次回はおかげさまで700回目のブログアップになります。



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