読書感想〔第540歩〕


寒くなってきました。
きっとくじゅう山頂には雪が積もっているでしょう。



***最近読んだ本***


「お庭番 吹雪算長 上下」(津本陽
お庭番というのは公儀隠密のことで、簡単に言えば忍者である。
主人公、吹雪算長(ふぶきさんちょう)は伊賀組の一員として
家康の指示のもと、江戸の治安に当たるのだが
とにかく強いうえに、天眼通などという千里眼の術も使う。
荒唐無稽な点もあるが、面白い時代小説と割り切って読めばいいだろう。
そういえば1960年代、「隠密剣士」というテレビドラマがあった。
主人公を演じていた大瀬康一は月光仮面にも主演していた大スターだったのだが
今の人は知らないだろうなー。


「柳生烈堂血風録」(火坂雅志
気軽な本が読みたくなることがある。
この柳生烈堂シリーズ、今回は2冊目だ。
面白いのでこれからも時々読むとしよう。


「トワイライト」(重松清
小学校の同窓生達が、40歳を間近に迎えて
かつて自分たちで埋めたタイムカプセルを開くため母校に集まってくる。
彼らは小学生のころ、それぞれが仕事や結婚などに夢を持っていた。
しかし今では厳しい現実に遮られて、思うに任せない状態なのである。
失業、転職、不治の病気、離婚の危機など。
たしかにミントが振り返って考えてみても
40歳前後は苦労の多い時期なのかもしれない。
読んでいて少し切なくなる。



今年もあと20日余りです。
忙しくて遠征はできそうにありません。


26年11月、耶馬溪サイクリング



[平成25年の記録]
 http://d.hatena.ne.jp/mint0606/20131231


[平成24年の記録]
 http://d.hatena.ne.jp/mint0606/20121230


[平成23年の記録]
 http://d.hatena.ne.jp/mint0606/20111231


[平成22年の記録]
 http://d.hatena.ne.jp/mint0606/20111230


[人物伝]
 http://d.hatena.ne.jp/mint0606/20140930



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