暑中お見舞い申し上げます。
読書感想です。
***最近読んだ本***
「真田三代 上・下」(火坂雅志、ひさかまさし)
一年前に読むべきだった本。
真田家初代の幸隆と二代目の昌幸は知謀に長けているが、
狡猾でもあるとされた。
特に昌幸は次々と主君を替えたので
「表裏比興(ひょうりひきょう)な者」と呼ばれたそうである。
まああの時代、弱小の豪族から大名へと成り上がるためには、
それも仕方がないと思う。
しかし三代目の信繁(幸村)は上杉家家老の直江兼続に会い
その考え方に共感し、利ではなく義のために戦うことを決意する。
武田信玄や、第四次川中島決戦が詳しく書かれているのが興味深い。
東洲斎写楽は江戸時代の有名な浮世絵師。
ところがこの人物、実質十ヶ月しか活躍していないそうで
そのあと突然いなくなってしまったという。
そもそも写楽とは何者なのか?
色々な解釈があるらしい。
この本は島田荘司による謎解きであり、世の中に対する問いかけである。
小説としては中途半端、でも面白い。
そろそろ人物伝でも書こうかな。
[平成28年の記録]
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[平成27年の記録]
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[平成23年の記録]
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[平成22年の記録]
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[人物伝]
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[YAMAPの記録]
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