*耳納山[第364歩]


福岡県南部を横切る耳納連山の耳納山(みのうさん、367.9m)
久留米側から登りました。
柳坂地区にあるハゼ(櫨)の並木見物も目的です。
ミント単独。
<2012年第51回目登山、第66座>


2012年11月25日(日曜日、晴れ)、耳納山


位置図

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ルート図(かなり不正確です)


昨晩は高校同窓の忘年会に出席した。
少し寝坊して車で久留米に向う。


09時25分、道の駅久留米に車を駐車。
バスに乗って追分まで移動する。
追分バス停はJR御井駅のそばであり、ここから登山開始。


ただ入口が分からず、人に聞きながら
10時16分、ようやく王子宮方面の標識を見つける。


10時36分、王子宮。

ここからまた少し迷った。途中から標識がないのだ。
ここだろうと考え
11時41分、「鶴ヶ城ノ滝 奥之院」の表示看板から入ってゆく。


コースはこれで良かった。
でもあれれ、通行禁止になっているぞ。

今年の豪雨災害の影響だろう。
今さら引き返せないので、気を引き締めて進んだ。


途中1箇所小橋が壊れている以外、大きな問題はなかった。


11時03分、高良山(こうらさん、312.3m)の森林公園に着いた。


紅葉が美しく、また展望広場からの眺望も良かった。


10分ほど休憩して耳納山スカイラインを東に進む。
途中に2箇所、夏目漱石の歌碑がある。
1897年(明治30年)に彼はこのルートを歩いているのだ。


11時42分、道の左手が兜山キャンプ場入口になっている。
あれえ、ここも通行禁止になっているぞ。


帰りをここから、と考えていたので計画を修正しないといけないのかな。
ひとまず直進して耳納山に進む。


11時55分、耳納山山頂。ここは展望はない。
木々の伐採の作業をされている人たちが10人ほどいた。
写真を撮ってもらった。


狭い山頂で人が多いと落ち着かない。
腹が減ってはいたが、何となく食事をするのも気が引けたので
兜山に行こうと思いすぐに出発。


12時07分、先ほどの兜山キャンプ場入口に戻ってきた。


通行禁止の張り紙を見ながら考えた。
登ってきた道を戻ってもいいが、柳坂のハゼ見物が出来ないかもしれない。
「今日は掟破りの日にしよう」
そう考え、やはりここ、兜山経由で降りることにした。


兜山キャンプ場の入口は閉鎖されている。
兜山の山頂にも行けないようだ。

入口右手の自然歩道を降りていった。
やや道が狭い箇所もあったが大丈夫、危険ではなかった。


10分ほど歩くと車道に出た。
道は歩きやすいが、大きく崩落した場所もあった。
災害の傷跡は深いようだ。


腹減ったー。


12時43分、永勝寺。紅葉で有名な寺院らしい。


紅葉は散り始めだったが確かに美しい。
ここでやっと食事を摂ることができた。


さて道なりに降りてゆくと、いよいよハゼ並木が現れた。
お祭りもやっている。


ローソクの原料にもなるハゼ(黄櫨)は、1645年(正保2年)桜島に漂着した
中国船により伝えられ、そののち久留米で改良されて全国に広まったらしい。
この柳坂曽根地区のハゼ並木はその名残とのこと。


ハゼの葉は盛りには見事な朱色になる。
今日は見頃を過ぎていてややくすんでいたが、なかなかの風情だった。


13時30分頃、道の駅久留米に戻った。


ハゼ並木を見たのは初めてです。
さびしいですが紅葉もそろそろ最後でしょうね。


[平成23年の記録]
 http://d.hatena.ne.jp/mint0606/20111231


[平成22年の記録]
 http://d.hatena.ne.jp/mint0606/20111230



***最近読んだ本***


「あした天気にしておくれ」(岡嶋二人
著者は2人の共同執筆者であるが、その実質的なデビュー作とのこと。
なんとこの作品は殺人がないにもかかわらず、江戸川乱歩賞の候補になったとのこと。
なので本格ミステリーを期待して読む作品ではない。
競馬には興味がないが、少しその仕組みが分かって面白かった。