読書感想〔第966歩〕

読書の秋といいます。

あんまり読んでないけど。

 

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「火怨(かえん)」高橋克彦、たかはしかつひこ

ときは8世紀の奥州。

中央政権との蝦夷(えみし)との戦いを、蝦夷の英雄

アテルイを中心に描いている長編である。

アルテイのことをミントはよく知らなかった。

征夷大将軍坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)が

じつにかっこよく描かれている。

虚実は別にして、こういう小説を読まないと

歴史人物を身近に感じることは出来ないな、とあらためて思う。

著者は『中央対奥州』のテーマで三部作を書いている。

この「火怨」と、奥州藤原氏の興亡を描いた「炎立つ」、

それと秀吉に対抗した九戸政実(くのへまさざね)を描いた

「天を衝く」である。

陸奥三部作というらしい。

ようやく全て読むことが出来た。

 

和僑(わきょう)」(楡周平・にれしゅうへい)

「プラチナタウン」の続編だ。

前作では過疎に悩む地方都市の活性化を、新町長が

「大規模老人定住施設を建設する」ことで成し遂げていた

ところで終わっていた。

でもこれでは根本的な解決にはならないということを

著者は考えたのかもしれない。

4年後に町長が打ち出した方策とは何だったか?

過疎化の根本的な原因は少子化なんだろうと思うが

なるほどこの方法もありだな、と感心した。

 

秋は山歩きが一番楽しい時期ですね。

 

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