読書感想

令和5年の総索引[第1,119歩]

○「山歩き」 山歩きレポです。 最近は体力が衰えているのが感じられます。 回数をもっと増やしたいですね。 山歩き カテゴリーの記事一覧 ○「人物伝」 掲載頻度が減ってしまいました。 来年は心を入れ替えて頑張ろうかな。 人物伝 カテゴリーの記事一覧 ○「…

読書感想[第1,074歩]

コロナがまだ猛威をふるっているし、台風も近づいているけど 頑張って乗り切りましょう。 読書感想です。 「高杉晋作 上・下」(池宮彰一郎、いけみやしょういちろう) 維新の風雲児である高杉の後半生の8年間を描く。 彼の伝説めいた行動については、史実…

読書感想[第1,061歩]

世の中が騒々しく、 また物騒になってきましたね。 「ホワイトラビット」(伊坂幸太郎、いさかこうたろう) 誘拐に始まり籠城事件が発生。 スピード感がある展開とどんでん返し。 気を付けていても伊坂マジックにまんまとはまってしまう。 「バベル九朔」(…

読書感想[第1,057歩]

ひさしぶりの読書感想です。 「天魔ゆく空 上・下」(真保裕一、しんぽゆういち) 真保裕一が歴史小説を書いているとは。 この本では室町時代の細川政元の生涯を描いている。 彼は勝元の息子として生まれ若くして管領家を継ぎ、 戦国時代の幕開けをしたとい…

読書感想[第1,046歩]

久しぶりの読書感想です。 このところ色々ありまして読書のペースが遅くなりました。 「黒と茶の幻想 上・下」(恩田陸、おんだりく) 学生時代の同窓生だった男女4人が集まって Y島(屋久島)にて数日間ハイキングをする。 その間4人は延々と会話をし回想…

読書感想[第1,038歩]

読書感想です。 ここで問題です。 下の写真にちょっと不自然なところがあります。 それは何でしょうか? 「李厳と李自成(りがんとりじせい)」(小前亮、こまえりょう) ときは明朝末期。 反乱軍の首領である李自成は厳しい軍規を掲げて明朝を打倒するが、 …

読書感想[第1,025歩]

残暑で山の紅葉は10日ほど遅れているようです。 読書感想です。 「春高楼の」(清水義則、しみずよしのり) 夏目漱石「三四郎」のパスティーシュ作品。 明治末の青春を描いたものだが、現代の作家が書いたものだけに 「三四郎」よりも読みやすくわかりやすい…

読書感想[第1,022歩]

まとめて読書感想です。 「指し手の顔、脳男Ⅱ 上・下」(首藤瓜於、しゅどううりお) 問題作「脳男」の続編である。 ただ前作から7年も経って発刊されていることから 著者はじっくりと構想を練って書いたものと思われる。 感情を持たない怪人の鈴木一郎が前…

読書感想[第1,015歩]

雨が上がると朝夕は秋の気配ですね。 「火星に住むつもりかい?」(伊坂幸太郎、いさかこうたろう) 彼の作品は巨大な権力との対決がテーマになっているものがある。 この作品もその一つである。 読むとたちまち伊坂ワールドに引き込まれる。 「ゴールデンス…

読書感想[第1,014歩]

山歩きもなかなか出来ずに ブログアップが遅くなってます。 「魂の沃野 上・下」(北方謙三、きたがたけんぞう) もともと北方はハードボイルド小説家だった。 その彼が歴史小説を書くために日本史を概観してみて、気になったのが 九州南北朝の争乱と、加賀…

読書感想[第1,009歩]

この動物は小ミントです。 パソコン画面をふかないでください。 「この世の春 上・中・下」(宮部みゆき、みやべみゆき) ミステリーあふれる時代小説だ。 心の病により隠居させられた北見藩藩主の北見重興。 彼は殺人狂だったのか、それとも名君だったのか…

読書感想[第1,006歩]

この動物はパソコンのホコリ取りです。 「悟浄出立」(万城目学、まきめまなぶ) 鴨川ホルモーなど噓つき小説を書いている作家だが この本はまじめに主人公の心理をとらえている点で独特である。 短編集であり主人公は5人。 沙悟浄のほかに漢・三国時代など…

読書感想[第1,003歩]

読書感想は久しぶりです。 何やかやで読書のペースが少し遅くなりました。 「チンギス・ハーンの一族1~4」(陳舜臣、ちんしゅんしん) モンゴル草原から東西に出兵し大帝国を築いたチンギス・ハーンと その子、孫たちまでを中心に描く叙事詩的小説。 初代…

読書感想[第995歩]

4月になって、少し読書時間が増えました。 「ローカル線で行こう!」(真保裕一、しんぽゆういち) 過疎のため乗客の減少に悩む私鉄ローカル線。 立て直すために新社長として白羽の矢が立ったのが若い女性で、 彼女は新幹線のトップ売り子(アテンダント)…

読書感想[第994歩]

今回はすべて歴史小説です。 1冊は?が付きますが。 「襲来 上・下」(帚木蓬生、ははきぎほうせい) もと猟師の見介が主人公。 彼は縁あって日蓮宗の開祖である日蓮の弟子となる。 やがて大火や地震などが続く中、日蓮は外国の侵攻を予言するのだが その予…

読書感想[第991歩]

桜が満開になりました。 でも花見につきもののお酒は自粛です。 ~酒なくて なんでおのれが 桜かな~ 「下天は夢か 一~四」(津本陽、つもとよう) 織田信長が主人公。 革命児とも天才ともいわれる織田信長だが、 中世の古い体制を打破するために、敵対する…

読書感想[第987歩]

今回はいい読書ができました。 「黄砂の籠城 上・下」(松岡圭祐、まつおかけいすけ) 1900年(明治33年)、北京でおこった義和団事件は世界をゆるがした大事件だ。 外国人排斥を叫ぶ義和団は、西太后の協力を得て外国人公使館地域を包囲する。 その数、約20…

読書感想[第982歩]

最近は読書の時間が減りました。 今回は2冊のみです。 「剣闘士スパルタクス」(佐藤賢一、さとうけんいち) この著者の作品は主人公の性格がわかりやすい。 スパルタクスは古代ローマの剣闘士だ。 彼自身は強く人気があり栄光に包まれてはいたが、やがて 剣…

読書感想[第977歩]

おしせまってきました。 今年最後の読書感想です。 「黙示録 上・下」(池上永一、いけがみえいいち) テンペストの著者の作品で、やはり近世の琉球が舞台である。 第13代の尚敬王のもとに琉球は繁栄期を迎えるが、宮廷舞踊家の 頂上をめざす二人の少年の成…

読書感想〔第971歩〕

秋は山歩きが一番楽しい時期ですね。 「アルカトラズ幻想 上・下」(島田壮司、しまだそうじ) この小説、とにかく意外・意外の連続だ。 上巻を読み始めて、主人公が誰なのかがまずわからない。 下巻になって主人公と思われる男がようやく特定されるが、 こ…

読書感想〔第966歩〕

読書の秋といいます。 あんまり読んでないけど。 「火怨(かえん)」(高橋克彦、たかはしかつひこ) ときは8世紀の奥州。 中央政権との蝦夷(えみし)との戦いを、蝦夷の英雄 アテルイを中心に描いている長編である。 アルテイのことをミントはよく知らなか…

読書感想〔第956歩〕

読書感想です。 とはいえなかなか読書もできていません。 「鷹の羽の城」(白石一郎、しらいしいちろう) 南蛮人の母と肥後の戦国武将の父との間に生まれた混血武士の 数奇な人生を描く。 フィクションだろうが明るい結末でほっとする。 「黒衣の宰相」(火…

読書感想〔第954歩〕

暑いですね。 溶けないようにしてください。 読書感想です。 「死ぬことと見つけたり 上・下」(隆慶一郎、りゅうけいいちろう) 佐賀鍋島藩士、斎藤杢之助が主人公である。 タイトルは鍋島藩の「葉隠」に書かれた有名な文章だ。 堅苦しい哲学的な内容を予想…

読書感想〔第947歩〕

読書感想です。 このところあまり読書もできていません。 「城は踊る」(岩井三四二、いわいみよじ) 戦国時代、北条氏と里見氏との闘いを描いた作品。 テーマは戦闘であり、ほとんど全編が城攻めの場面だ。 戦闘の勇壮・悲壮な面や、兵たちの心理などが わ…

読書感想〔第944歩〕

このところ山歩きがなかなか出来ませんが 小雨でも短時間でも登りたいものです。 読書感想です。 「天風の彩王 上・下」(黒岩重吾、くろいわじゅうご) 藤原不比等が主人公。 奈良時代以前のことはほとんど知らない。 だから不比等のことは名前しか知らなか…

読書感想〔第939歩〕

今日はちょっとだけ舞鶴公園(福岡市中央区)を散歩しました。 読書感想です。 「銀河のワールドカップ」(川端裕人、かわばたひろと) 無名の少年サッカーチームが大会で勝ち進み、スペインに行って 世界最強のプロチームと対戦をすることになる。 ふつうは…

読書感想〔第937歩〕

6月からは県外の山にも出かけたいですね。 読書感想です。 「劉邦、一~四」(宮城谷昌光、みやぎたにまさみつ) 劉邦は漢の創始者だ。 彼は史上初めて市井の民から皇帝に登りつめたことで有名である。 その後の歴史を見ても、同様の人物は明の朱元璋しかい…

読書感想〔第935歩〕

こんな本を読みました。 読書感想です。 「劫火4、激突」 「ビンゴ」(西村健、にしむらけん) 西村健はオダケンシリーズという冒険小説を7冊書いているが 劫火4はその完結本で、ビンゴはその第一巻である。 戦闘シーンの迫力は読んでいて息詰まるほど。 …

読書感想〔第934歩〕

連休中は山歩きは中止して、本を読んで過ごしてます。 「捨て童子・松平忠輝 上中下」(隆慶一郎、りゅうけいいちろう) 松平忠輝は家康の第六子。生まれたときに容貌怪異のため 家康には捨てよ、と言われた人物だ。 25歳で謀反の疑いをかけられ、伊勢に配流…

読書感想〔第927歩〕

こんな本を読みました。 歴史小説や時代小説です。 「家康死す 上・下」(宮本昌孝、みやもとまさたか) 徳川家康には影武者がいて、後半生は身代わりだった! そんな設定で書かれた作品である。 家康が信長の命とはいえ、嫡男である信康を切腹に追いこむの…