読書感想です。
ここで問題です。
下の写真にちょっと不自然なところがあります。
それは何でしょうか?
「李厳と李自成(りがんとりじせい)」(小前亮、こまえりょう)
ときは明朝末期。
反乱軍の首領である李自成は厳しい軍規を掲げて明朝を打倒するが、
北からは強大な女真族も南下してきて、情勢は混迷を深めてゆく。
李自成以外に李厳、紅娘子(こうじょうし)、ドルゴンなど
様々な人物が次々と登場する。
反乱で失敗した人物は中国史では貶められることが多いが、この本では
李自成はリーダーシップに富む魅力ある人物として描かれている。
「ヤマダチの砦」(中谷航太郎、なかたにこうたろう)
苗場新三郎は軟弱なたわけ者だったが、山で助けられた若者とともに
ヤマダチ(山賊)と戦ううちに次第に屈強な武士へと変わってゆく。
戦いの場面は迫力がある。
いわずと知れた楠木正成の半生を描く。
彼が人気があるのは日本人が好む英雄の三条件を満たしているからだろう。
彼は戦いに強く、忠義を全うし、悲劇的に最期を迎えた。
ほかにこの条件を満たしているのは、思うに源義経と土方歳三かな。
かつて「ドミノ」を読んで非常に面白いと思ったが、
この作品は超能力者の戦いを描いた作品。
意外に思ったがどうやら著者はこの題材が得意らしい。
後半の戦闘場面は圧倒的なスケールで迫ってくる。
次回は山歩きをレポします。
なお問題の答えは
「楠木正成」の写真で、2冊の本を重ねていることです。
うまく撮れました。
なお、賞品はありません。
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