読書感想[第1,009歩]

この動物は小ミントです。

パソコン画面をふかないでください。

 

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「この世の春 上・中・下」(宮部みゆき、みやべみゆき)

ミステリーあふれる時代小説だ。

心の病により隠居させられた北見藩藩主の北見重興。

彼は殺人狂だったのか、それとも名君だったのか?

江戸時代では心の病をどう捉えていたのかをうかがえて興味深い。

そしていつもながらの人情あふれる宮部ワールドも展開する。

作家生活30周年記念作品である。

 

「黎明に立つ」(伊東潤、いとうじゅん)

関東最大の戦国大名だった北条氏、その祖である北条早雲を描く。

戦国時代の黎明期、関東に乗り込み、伊豆と相模の二国を奪い取った梟雄だ。

これまで早雲は六十を過ぎて頭角をあらわし、八十八で亡くなるまでに

国盗りを行ったとされていた。

だから彼は中高年の星とされていた?が、近年の研究ではどうも違うらしい。

生年はこれまでの説より二十四年早く、実際の享年は六十四であるという。

この新説にもとづいて書かれた小説であり、早雲は生前の呼び名である

伊勢新九郎(宗瑞)で登場している。

なお早雲は民には善政を行ったとされる。

ミントの好きな人物である。

   

来週の週末は遠征するかもしれません。


 

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