豪雨で被害を受けた方にお見舞い申し上げます。
読書感想です。
***最近読んだ本***
「陽炎の旗」(北方謙三、きたがたけんぞう)
著者はかつてハードボイルド小説の書き手であったが
20年くらい後の時代背景だろうか。
足利直冬の子、来海頼冬(くるみよりふゆ)が主人公だが、
かなりフィクション性が強い作品だが
足利義満が国王になろうとした事実も描かれていて
興味深かった。
「突破再び」(西村健、にしむらけん)
西村健は面白いので作品を時々読んでいる。
この本は『却火』シリーズの一冊で、大文字一徹が主人公。
彼は小倉でヤクザの親分から預かった子供と、
一緒に車で東京に向かうのだが
なぜかこの子が持つパソコンをCIAのスパイが狙ってくる。
その背景には国家的陰謀があって・・。
CIAのスパイがとぼけていておかしい。
また西日本の観光地やグルメ巡りも題材となっている。
この本についてはアクションシーンが少なかったが
楽しい娯楽小説である。
「この命、義に捧ぐ」(門田隆将、かどたりゅうしょう)
根本博はもと日本帝国陸軍中将で、駐蒙軍司令官だった。
蒋介石に保護を受けているが、彼はその恩義を忘れていなかった。
1949年、根本は密出国して台湾国民党の軍事参謀となり、
食い止めることに成功する。
生涯ヒューマニズムを貫いた知られざる人物を
世に紹介した作品である。
知らないことばかりだった。
マロンさんに借りて読みました。
「1985年の奇跡」(五十嵐貴久、いがらしたかひさ)
野球を題材にした青春小説である。
この作家はいろんなジャンルの小説を書いていて
そして全部レベルが高い。
百田直樹みたいである。
極暑と台風そして豪雨。
頑張って乗り切りましょう。
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