読書感想〔第893歩〕 - ミントの山歩き日記２

関東で台風の被害を受けた方にお見舞い申し上げます。

本当に近年は災害の規模が大きいですね。

読書感想です。

＊＊＊最近読んだ本＊＊＊

f:id:mint0606:20190910071720j:plain

「ナミヤ雑貨店の奇蹟」（東野圭吾、ひがしのけいご）

この著者の作品は、まず外れがないと思っている。

1979年に雑貨店のポストに入れた人生相談の手紙が

2010年頃の未来に届いたらどうなるだろうか。

浅田次郎の小説みたいである。

感動的な佳作。

「赤猫異聞」（浅田次郎、あさだじろう）

江戸時代、大火があると牢屋に幽閉されている囚人たちは

人道的に解き放たれた。これを「赤猫」といった。

翌日に戻って来れば罪一等を減らされたとのことで

実際にほとんどが戻ってきたらしい。

この小説は幕末に赤猫が発生した、との設定だ。

赤猫で出遭った三人の

明治維新後の後半生が非常に意外である。

「孟夏の太陽」（宮城谷昌光、みやぎたにまさみつ）

周王朝の権威が衰えつつある中国春秋時代の末期。

「晋」にいた趙氏一族はしだいに勢力を伸ばし

やがて「趙」として、「韓」や「魏」とともに

分離独立するのである。

この作品は趙一族の盛衰の歴史を描くものである。

宮城谷昌光の小説は面白い。

今週は天気が良くなりそうです。

晴天の山歩きがしたいです。

[平成30年の記録]
　http://d.hatena.ne.jp/mint0606/20181231

コメントお待ちしてます。
ブログ運営者（ミント）が確認後に公開されますので
よろしくお願いします。