*高祖山[第198歩・曇]

今日も曇りですが昨日より良い天気です。
福岡市西区にある高祖山(たかすやま、416.1m)に登りました。
途中までは昨年1月に仕事仲間で歩いたコースです。
<2011年第24回目登山、第34峰>


高祖山位置図

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高祖山ルート図(かなり不正確です)


9時20分
糸島市高祖神社駐車場から出発する。
天気は曇りだが、雨の心配はなさそうだ。


9時25分
登山口。

直線的な登りで最初はきつい。
小休止をはさみながらゆっくりと登る。


9時34分
一ノ坂礎石群

奈良時代、この山には怡土城(いとじょう)」があった。
756年(天平勝宝8年)に吉備真備(きびのまきび)が築城をはじめたものらしい。
相当古い話だが、その遺跡の一箇所がこれ。


10時
下ノ城址(しものじょうし)。

これは中世に糸島を治めていた原田氏が造った高祖城(たかすじょう)」の跡。
1587年(天正15年)、豊臣秀吉軍により落城したとのこと。
ここから右折。山頂はすぐである。


10時10分
高祖山山頂。


高祖城上ノ城址(かみのじょうし)でもある。
誰もいなかった。
木々に囲まれているので、それほどの眺望はない。
15分休憩して下ノ城址に戻る。


ここからどうしようか考えた。
叶岳(かのうだけ)に向かうか、
鐘撞展望台(かねつきてんぼうだい)に向かうか?
方角は全く反対だ。
叶岳への往復だと4時間位はかかる。
午後の予定もあったので、鐘撞展望台に行くことにした。
高祖東谷(たかすひがしたに)の方向だ。


北北西方面に進む。
ここからの道は快適だ。
下って、そのあとは平坦になる。
日が差してきた。


10時45分
鐘撞展望台への分岐。
右に進む。


10時56分
鐘撞展望台到着。
別名を鐘撞山(かねつきやま、331m)ともいう。
少し早いがここで食事。
20分休憩する。


やや霞んではいるが、とても見晴らしが良い。

南方面に高祖山や高地山(こうちさん、419.4m)が、
西方面に可也山などの糸島の山々、手前に西九州自動車道が、
東北方面には能古の島や福岡市街が見えた。
名前の由来は分からないが
昔の武士がここから鐘を鳴らして、敵襲を知らせていたのだろうか?


あとから一人登ってきた。
写真を頼もうと思ったが、上の原(かみのはる)方面に行ってしまった。残念。]


鐘撞展望台を出発し、少し戻ったところに第一望楼跡があった。
ここもかつての物見の場所だろう。
今は木々が茂っているので眺望はない。


ふたたび高祖東谷方面への道をたどる。
西へと方向を変え
自然林の中を少しずつ下ってゆく。


11時40分
高祖東谷(たかすひがしたに)。

ベンチで休憩していると、マウンテンバイクの若者がやってきて
大きな声で挨拶された。
「こんばんは」と。
怪しげな登山者だったので動揺したのかな?


ここから左折すれば高祖如意(たかすにょい)方面で、昨年辿った道だ。
今回はこのまま高来寺(こうらいじ)バス停方面まで直進することにした。


初めての道だ。
結論を言えば、歩いて良かった。
自然林や杉林の道を気分良く進む。

 
第2望楼跡から第5望楼跡まで見学して下ってゆく。
いずれも眺望はなかった。
やがて


12時25分
高来寺バス停横に降りてきた。

ここから約30分、高祖神社の駐車場まで舗装路を歩いて戻った。



高祖山までの急坂登りは、少し厳しかったですが
ルートはよく整備されているし、後半は非常に気分良く歩けました。
鐘撞展望台も展望が良く、このコースで良かったと思いました。