*ミントの読書歴その23[第129歩・雪]

福岡市も雪がよく降っています。
日本海に面していますので。


ミントの読書歴(その23)


高杉良(たかすぎりょう、1939-)について。
企業小説、ビジネスマン小説の作家である。
お断りしておくがミントが読んだ本は3冊のみ。
だからきちんとしたコメントを期待してはいけない。
これから読みたい作家である。


「燃ゆるとき」
東洋水産森和夫(もりかずお、1916-)氏がモデル。
ライバルである日清食品安藤百福(あんどうももふく、1910-2007)氏が出てくる。
安藤氏は、チキンラーメンカップヌードルの開発者として有名だが
気の毒なことに、まるで妖怪のように描かれていた。


「挑戦つきることなし」
ヤマト運輸小倉昌男おぐらまさお、1924-2005)氏がモデル。
宅急便の創始者である。
彼は宅配便の規制緩和のため、旧運輸省や旧郵政省と何度も対立しているが、決してひるむことがなかった。
信念の経営者だと思う。


「青年社長」
ワタミフードサービス渡邉美樹(わたなべみき、1959-)氏がモデル。
最初はピザ宅配業やお好み焼き屋から始まり
やがて居食屋和民(わたみ)をチェーン展開し、ついに株式上場をするにいたるサクセスストーリー。
上場基準の厳しさについても詳しく書かれている。
新青年社長」(2010年刊行)はまだ読んでいない。


次回からはいよいよミステリーとなります。


                  その24へ続く


作礼山