読書感想[第498歩]

読んだ本のご紹介です。
北部九州はこのところ雨がそれほど降っていません。
今度の週末はいい天気かな?


***最近読んだ本***


「父、藤沢周平との暮し」(遠藤展子)
藤沢周平の長女が描いた、平凡だが心温まる父親や家族の素顔。
藤沢氏は長女には割と放任主義で甘かったが、
大事な時にはきちんと対話を欠かさなかったようだ。
そして作家としては相当ハードな仕事をしていたことがわかった。


加藤清正、虎の夢見し」(津本陽
ふたたび加藤清正が主人公の本。
福島正則が酒乱で粗暴なだけの男であるのに対して、
清正は戦では勇猛だが理知的な武将として描かれている。
ところで清正の死因だが、著者も含めて毒殺説を採っている作家が多いようだ。


ボトルネック」(米澤穂信
巻尾の解説によると青春ミステリーになるらしい。
読み終わっても印象に残らなかったし、分かりにくい内容だった。


「サウスポーキラー」(水原秀策
野球ミステリーというのが面白い。
巨人軍が球団のモデル、そして長嶋茂雄が監督のモデルだ。
サウスポー投手の主人公が、怪我を隠して必死に投げ続ける場面は
圧巻である。




[平成25年の記録]
 http://d.hatena.ne.jp/mint0606/20131231


[平成24年の記録]
 http://d.hatena.ne.jp/mint0606/20121230


[平成23年の記録]
 http://d.hatena.ne.jp/mint0606/20111231


[平成22年の記録]
 http://d.hatena.ne.jp/mint0606/20111230



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