4月になって、少し読書時間が増えました。
「ローカル線で行こう!」(真保裕一、しんぽゆういち)
過疎のため乗客の減少に悩む私鉄ローカル線。
立て直すために新社長として白羽の矢が立ったのが若い女性で、
彼女は新幹線のトップ売り子(アテンダント)だった!
はたして鉄道会社は赤字体質を転換できるのか?
楽しい小説ではあるが、結構重い問題も含んでいる。
「南青山骨董道通り探偵社」(五十嵐貴久、いがらしたかひさ)
一流自動車会社の営業職でつらい毎日を送っていた主人公。
辞めようかな、と考えていたところに、探偵にならないかと誘われる。
その見習い期間中に殺人事件が発生して・・
本格的なミステリーでもある。
「大名火消しケンカ十番勝負!」(土橋章宏、どばしあきひろ)
主人公は信州出身の拓蔵。
彼は自分と母を捨てた父親を殴ってやろうと江戸に出て来たのだ。
ところが父親は死んでいたことがわかり、期せずして父親と同じ
火消しになることに。
当時の江戸は「火事と喧嘩は江戸の華」と言われた場所。
拓蔵は周囲とぶつかりケンカに明け暮れながらも、
やがて父親の本当に気持ちに気づいてゆく。
ケンカの描写が迫力満点。
痛快な時代小説だ。
次回は山歩きのレポをあげましょう。
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