ミントの読書歴(その34)
大沢在昌(おおさわありまさ、1956-)について
「新宿鮫」シリーズで有名なハードボイルド作家。
1年前からこの作家を読み出したので、「新宿鮫」シリーズはまだ読んでいない。
「アルバイト探偵(アイ)」シリーズ(1986年−)
少し不良の高校生、隆(りゅう)が主人公。
親父はやはり不良でずぼらの私立探偵だが、隆はこの親父を助け大活躍をする。
ユーモアあふれる作品。
「悪夢狩り」(1994年)
生物兵器「ナイトメア90」をめぐるスリラー小説。
息をつかせぬ展開である。
「らんぼう」(1998年)
史上最悪・凶悪の刑事コンビ、ウラとイケが乱暴に悪をやっつける。
痛快なハードボイルド小説。
肩がこらない面白さ。
「闇先案内人」(2001年)
「逃がし屋」葛原が隣国の工作員と壮絶なチェイスを
繰り広げる。
読み出すと止まらない。
その35へ続く
**最近読んだ作品**
「武蔵復活二刀流」(火坂雅志)
巌流島以降、大阪の陣に至るまでの武蔵を描く。
武蔵が剣を捨て、柔術を習うのが面白い。
「夏−19歳の肖像」(島田荘司)
ほろ苦い青春ミステリー。
良い作品だと思うが、30年前に読んだらもっと感動したと思う。