*俵山[第293歩・晴]

3月20日(火)、熊本の阿蘇外輪山の一つ、
俵山(たわらやま、1094.6m)
の揺ヶ池(ゆるぎがいけ)コースを周回しました。
かねてより登りたかった山です。
ミント単独。
<2012年第12回目登山、第15峰>


20日の午後から熊本で仕事なので、それまでに俵山に登ることにした。
春のお彼岸なので、ご先祖様に手を合わせてから早朝2時すぎに出発。
(早いと思われるかもしれません。
前の晩9時に寝たところが、何と1時30分に目覚めてしまったのです)


位置図

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ルート図(相当不正確です)


高速も使わずにひたすらに走り、6時過ぎには俵山交流館「萌の里」に着いた。
第2駐車場に停める。


今日は天気が良くなった。
曇りのち晴れの予報となっている。
3日前までの予報では降水確率60%だったのだから、うれしい誤算だ。


06時25分、県道28号線を少し北東に歩くと登山口がある。
はっきりとした標示はなかったが、踏み跡がしっかりしていた。
目印となる鉄塔を目ざして斜面を登ってゆく。


どうやら3月始めに野焼きを行なったらしい。
歩きやすいが、足元が汚れるのはやむを得ないところ。


登る途中で振り返ると、雄大な景色が広がっている。


07時14分、612ピーク。


林道に出合う。
少し荒れた道を歩いてゆく。


07時42分、防火帯の急な上り坂。
一の坂、二の坂と名前がついている。
ひいはあ。


08時00分、二の坂を登り終えると865ピーク。
振り返ると風力発電の風車が見えた。


08時09分、926ピーク。
眺めが良いと書いてあるが、木々が生い茂っており、それ程の眺望とはいえない。


08時42分、俵山山頂。
素晴らしい眺めだ。来て良かった。


山の名前がよく分からないのが残念。


気温は3℃。
東西に長い山頂を歩き回って眺望を楽しむ。
おにぎりを1個食べてゆっくり休憩する。


09時04分、下山開始。
カヤ野原の中を南西方面に降りてゆく。


09時21分、分岐がある。ここで少し迷った。
右に行きたくなりませんか?

よく見ると、『直進すると鉄塔方面』と書いてある。
なので直進したが、結果的にそれで正解だった。


09時34分、鉄塔。ここから右折する。
正面に見えるのが、南外輪山の一ノ峯、二ノ峯らしい。


09時55分、放牧地の中を歩く。
野焼きの済んだ牧草地も味わいがある。
あと1ヶ月もすれば、きっと色々な草花が咲くのだろうが。


途中から、わき道の「送電線巡視路」に入り、枯れ谷ぞいに降りていったが
道を少し間違えたらしい。


10時30分、牛さん達と出くわす。
目と目を合わせないようにして、そばを通り過ぎた。


10時42分、駐車場所に戻った。
「萌の里」は買い物客で大賑わいだった。


雄大な山です。
出来れば毎年歩きたい山になりました。



***最近読んだ本***


曼陀羅の山」(陳舜臣
歴史随筆。
中国歴史小説の大家である。
著者の生まれ育った神戸の随想が興味深かった。


小早川隆景」(童門冬二
毛利元就の三男である隆景は、毛利一族の知将として名高く、
秀吉に非常に評価されていた。
毛利家は隆景を中心によくまとまっていたと思うが
関ヶ原の戦いの3年前、1597年(慶長2年)に彼が死去すると
毛利家の運命は下降線をたどってゆく。
小早川氏は筑前国を領していたこともあるので、個人的にも親しみを覚える。